チャットレディ(チャトレ)って、短時間で効率的に稼げるから、やってみたい!
でも、ちょっと怖そう。トラブルってないのかな?
知らない男性といきなりメールやサイトでお話するわけですから、不安はつきまといますよね。
結論から言うと、ある程度のトラブルはありますが、登録する会社選びによって、危険度はかなり押さえられます。
今回は、実際にチャットレディを経験した、または現役でやっているという20人の方に、仕事上のトラブル事例などを聞いてみました。
ライブチャット会社では、下の動画のように楽しさややりがいをアピールしていますが、実際には苦労することも多いので注意が必要です。
チャットレディが活躍する「ライブチャット」はいわば男性が、チャットレディとの疑似恋愛を楽しむ場でもあります。
そういった場所においてはトラブルが起こりがちです。
女性が被害者となった件数(以下「女性の被害件数」という。)は、平成10年まで50万件台で推移していたが、11年から増加し、14年のピーク時には、約83万件となった。その後、刑法犯認知件数全体の減少とともに、女性の被害件数も減少し、24年中は約36万件となった。
これは女性が被害になった犯罪の総数です。
被害件数自体は近年減少傾向にありますが、恋愛感情のもつれなどから発生する事案については減っておらず、十分な注意が必要です。
チャットレディとは?気になる仕事内容を整理
チャトレの大変さや困った事例について紹介する前に、まずはチャットレディのお仕事について簡単に押さえておきましょう。
まず、チャトレのお仕事は、サイトに登録している男性会員さんと会話がメインです。
雑談したり、時には悩みの相談に乗ったりします。
メールを使って、文章のみのやりとりのサイトもありますが、多くはライブカメラを使って顔が見える状態で、トークを楽しみます。
スマホの普及で、パソコンを使わなくても、スマホひとつでチャトレとして仕事ができるようになりました。
気になる時給と報酬体系。男性と話した時間が報酬になる
チャトレの仕事をするにあたって、どれくらい稼げるのかは気になりますよね?
時給は登録する会社によってまちまちですが、平均すると、時給3、000円程度になります。
ただし、スーパーのレジや、カフェの店員のように何時間働いたからいくら、と言う計算ではありません。
チャットレディの時給は、サイト登録して、チャトレとお話を楽しんだ男性が課金したお金から支払われます。
そのため、男性とトークした時間が、時給を左右します。
じゃあ、男性客と全然話せなかったらゼロ円?と不安になるかもしれませんね。
会社によっては、待機時間を保証してくれるところもあるので、その点は心配ありません。
時給を左右するアダルト、ノンアダルトの境目
先程、時給は3、000円程度と書きましたが、チャットレディには2種類あります。
ひとつは純粋にトークを楽しむのがメインの「ノンアダルト」、もうひとつはカメラの前で男性のエッチなリクエストにも応える「アダルト」です。
アダルトのほうが、要求される内容が過激なため、もらえる報酬は高くなります。
ただし、後ほど紹介しますが、ノンアダルトのチャットレディと知りながら、平気でスケベな要求をしてくる男性客も多いのが現状です。
ここがツライよチャットレディ。よくあるトラブルベスト5
チャトレにはどういうデメリットがあって、どう対処していけば良いかについては、実際に働いた女性に聞くのが一番です。
ネット上でアンケート調査した20名のチャトレさんの意見をまとめて、ランキング形式で紹介します。
- 登録業者の賃金未払い
- 男性客による嫌がらせ、迷惑行為
- 身バレ・家バレ-ストーカー
- 画像・動画をキャプチャする
- ノンアダルトなのにアダルトを強要する
5位:登録業者の賃金未払い
ライブチャットのサイトは、男性会員やチャットレディの確保に多額の広告費が必要になります。
チャットの運営会社が小さい場合、常に倒産のリスクを抱えています。
そのため、賃金が未払いのまま倒産してしまい、女性に給料が支払われず泣き寝入りということもあります。
また、最初に聞いていた条件と話が違うということは、起こりやすいです。
話が違う!とならないように、信頼できる大手の業者を選ぶのが大切です。
4位:男性客による嫌がらせ、迷惑行為
男性客の機嫌を損ねたり、リクエストに応じないなどをきっかけに、逆上してくる客もいます。
暴言をはかれたり、時には脅迫めいたことを言われることもあります。
少しくらいは受け流すのも必要ですが、度を越した行為をする男性には、出入り禁止などの対応をとってくれる業者を選ばないといけません。

会員様による心無い暴言を受けたことがあります。
気持ち悪い、死ね、ブス。当たり前に言われます。
また、一方的に説教を受けることもあります。(20代・女性)
3位:身バレ・家バレ-ストーカー
在宅でチャトレの仕事をする場合、自宅の部屋が見えてしまう場合があります。
隠そうとしても、ちょっとしたことで見えてしまうことがあるんですね。
部屋の内装、趣味のものなど、個人が特定されるまでには至らずとも、あなたのプライベートが見えてしまうこともあります。
そういったことをきっかけに、身バレにつながることもあります。
カメラには自分以外最低限のものしか映らないようにするのは必須ですね。
一番良いのは、在宅ではなく通勤で働けるライブチャットの会社にチャトレとして登録することです。

自宅にあるぬいぐるみを見た男性から、プレゼントを贈りたいので、近いうちに会おうとしつこく誘われました。
聞くと、私が好きなぬいぐるみを大量に購入していたようです。
会う約束をした覚えもないので、断るのに苦労しました(30代・女性)
2位:画像・動画をキャプチャする
悪質な客になると、チャットでのやりとりを動画や画像でキャプチャする奴もいます。
それだけでも十分気持ち悪いのですが、さらに、それをチャトレにメールで送りつけてくる輩もいます。
そこまですると犯罪なので、店側に処分してもら必要がありますが、キャプチャされるというリスクはあります。
身バレ防止を徹底するなら、顔出しなしのチャトレとして働くのがベストですね。

チャットを録画したり、キャプチャーを撮るマナーの悪い男性会員さんがいます。
私はお仕事していることを友人や家族にバレたくないので顔出しはしていませんが、私が脱いでいるチャット中の画像をサイト内のメールで送りつけられたことがあります。
その時、とても怖くなり、チャットレディの仕事を少しお休みしました。
1位: ノンアダルトなのにアダルトを強要する
今回のアンケートでは、この回答が最も多かったです。
これくらいいいだろうというノリで、要求してくる男性が多いですね。
そして要求を断ると、キレる、怒るという悪循環です。
固定のお客さんがつくと収入が上がるので、ある程度は許容しているというチャトレさんもいるようですが、男性の要求はエスカレートしがちです。
嫌だなと思ったら、すぐに運営者に相談して、出禁などの措置をとってもらいましょう。

ノンアダルトではアダルトな話は暗黙の了解で禁止されていますが、調子に乗って踏み越えてくる人が結構いました。
やんわりと断るとさらに卑猥な言葉を連発してきたりで気持ち悪くなります。
サイトに通報して出禁にしてもらえるので助かっていました。
チャトレのトラブルの多くは、事務所と契約することで解決する
ここまで、チャトレさんのリアルなトラブルを紹介してきました。
こんなに色々あるんだったら、チャトレになるのは辞めとこうと、思った人もいるでしょう。
ただ、多少のトラブルはある一方で、直接男性と触れ合うことがなく、数十万円の月収が可能になるのは、魅力ですよね。
こういったよくあるトラブルは、チャットレディをとりまとめる大手の事務所と契約することで解決します。
あまり知られていませんが、チャットレディとしての働き方は、ライブチャットの運営者と直接契約するか、事務所に登録するかの2パターンがあります。
タレントに例えると、後者は芸能プロダクションに所属するのと同じ、前者は個人事務所として自分一人で仕事をするのと同じです。
事務所を通して働くメリットはサポートが手厚いこと
事務所を通して働くメリットは、チャトレに対するサポートが手厚いことです。
チャトレの事務所は、ライブチャットを運営している会社にチャトレを派遣します。
所属のチャトレが働いてくれないと、事務所の稼ぎも少なくなります。
そのため、先に紹介したトラブル対応、精神的なケアはもちろんのこと、稼ぐための秘訣なども伝授してくれます。
直接契約したライブチャットの会社が、サポートしてくれないわけではありませんが、ライブチャット運営者は、男性客の集客や宣伝活動など、チャトレのサポート以外も様々な業務があります。
そのため、事務所契約に比べると直契約は、サポートが薄くなりがちなのです。
また、DMMライブチャットのように、事務所に所属していないチャトレは雇わないという事業者もあります。
事務所を通すと、手取りが低くなるのがデメリット
事務所を通すデメリットもあります。
それは、チャトレの取り分が低くなることです。
自分を守ってくれたり、教育してくれる人を介するわけですから、その人への給料が発生するのは仕方ないですよね。
多少報酬は安くても、サポートが充実した中で働くか、短期間限定と割り切って、直雇用で働くかは、その人の判断次第ですね。
チャットレディのメリット・デメリット
ここではチャットレディのメリットとデメリットを紹介していきます。
もしチャトレに興味がある方は、メリット・デメリットどちらも理解した上で仕事を始めましょう。
チャットレディの7つのメリット
- 資格や学歴を問わない
- いつでも在宅で仕事が可能
- 好きな時間に仕事ができる
- ノルマなど特にない
- 直接相手と会う必要がない
- 短時間で高収入
- うまくいけば常連客ができる
チャットレディをやっている方の多くが、「短時間で高収入を得られる」という点に魅力を感じています。
また、一般の企業のように厳しい面接や試験があるわけではありませんから、誰でも気軽に始められます。
しかも、家にいながら仕事ができるので天気が悪くても関係ありません。
通勤のストレスなく自宅で簡単に始められます。
勤務時間等の指定も特になく、自分がやりたいと思った時にでき、こういった自由度が人気の秘訣でしょう。
チャットレディの4つのデメリット
- 顔バレの危険性がある
- 精神的ストレスを抱えてしまうケースもある
- 画像や動画が流出するリスクがある
- 長時間対応するのは大変
チャトレは、プライバシー面で不安のある仕事でもあります。
例えば撮影している時の背景で、どのマンションに住んでいるかバレてしまったり、個人情報が流出してしまう危険性があります。
また、特に多いのが脅迫や嫌がらせ、悪口を受けてしまうこと。
チャットレディの閲覧者は9割以上が男性。
性的強要が多い仕事でもあるので、そういったことにも対応できるメンタルの持ち主でないと長く続かないでしょう。
チャットレディは確定申告が必要
チャットレディは雇用ではなく、委託として勤務するケースがほとんどです。
つまり、アルバイトではなく、チャトレ全員が個人事業主なわけですね。
アルバイトなら税金は、給料から天引きされますが、個人事業主は確定申告が必要になります。
申告しなくても大丈夫じゃないの?と思うかもしれませんが、チャット業者が支払いの申告をしているので、あなたがチャトレとして勤務した実態は、税務署は把握しています。
(前略)所得税についていずれも確定申告をしていなかったところ、原処分庁が請求人に当該業務に係る雑所得があるとして所得税の各決定処分及び無申告加算税の各賦課決定処分を行ったのに対し、請求人が、
当該業務の遂行上支出したとする衣服費及び化粧品購入費用等の金額を当該雑所得の金額の計算上必要経費に算入すべきであるとし、また、②国外に居住する親族17名について扶養控除を認めるべきであるとして、各決定処分等の全部又は一部の取消しを求めた事案である。
つまり上の文章は、チャットレディとして勤務していた人が、確定申告しないで放置していたところ、税務署から納税の指摘を受けたという内容です。
しかしその後チャットレディの方が、勤務時に使用した化粧品や衣類などは経費として計上できるとして不服申立したところ、その訴えが認められたという事案です。
チャットレディとして働くと税金を取られて嫌だなと思うかもしれませんが。
しかし化粧品や衣類、業務に使ったパソコンやスマホ代などは経費として収入からマイナスできるので、きっちり確定申告しておけば多額の税金が課されるということはありません。
まとめ:業者選びさえ間違えなければ、危険は少ない
チャトレの仕事の危険な側面も多く紹介してきましたが、細かいトラブルからは登録事業者が守ってくれます。
女性はまず、業者選びを間違えないことです。
一日体験入店から可能なので、試しにやってみて、自分ができそうかどうか判断してみてはどうでしょうか。