香港は日本人にも人気の観光スポットですが、遊びに行く理由のひとつとして「カジノで遊べるから」を挙げる人も少なくありません。
香港は世界最大級のカジノタウンがあるマカオに近く、香港を拠点にして日帰りでカジノを楽しめるのがその理由です。
ただしマカオにはいくつものカジノがあり、ある程度知識がないと、どのカジノで遊んでいいのか判断するのが難しく、なおかつ思わぬトラブルにも巻き込まれることもあります。
そこで、ここでは香港を拠点にして遊ぶのにおすすめのカジノや、渡航前に知っておきたい基礎知識をご紹介していきます。
このページでわかること
- 香港にはカジノはないけどマカオカジノの拠点として便利
- 初心者はメジャーなカジノがおすすめ
- 越境するのにはパスポートが必須
香港はギャンブルの街というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、香港にはカジノがなく、カジノがあるのは隣のマカオです。
香港からマカオまではバスやフェリーが出ており、日帰りでカジノを楽しむことも可能です。
マカオにはカジノが41ヶ所ありますが、まずは知名度の高いメジャーなカジノで遊びましょう。
ただし初心者は雰囲気に飲まれて、何が何だか分からないうちに資金がなくなってしまうこともあります。
そういう人は、もう少し静かなカジノでプレイしましょう。
また、マカオのカジノでパスポートを提示されることはあまりありませんが、香港からマカオに入るのにパスポートは必須です。
同じ中国ですが越境するのに必要になるので、パスポートと出国カードを忘れず持って行くようにしてください。
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実はカジノがない街・香港
カジノで遊ぶことを目的に訪れる人も多い香港ですが、実は香港自体にカジノは存在しません。
ではなぜカジノ目当ての観光客が多いのか、まずはその理由から詳しくご紹介しましょう。
マカオのカジノへ行く際の拠点として人気
日本から直行便が出ており、およそ5時間あれば訪れることのできる香港。
ヴィクトリアピークから眺める100万ドルの夜景や、現地でしか味わえないグルメなどが魅力的な一大都市です。
《もちまる旅日記》
結局カジノしか行かれなかったけどマカオ楽しかったです💕
香港島の行きたかったレストランで海鮮三昧。地元の人に混ざって30分並んだけどめちゃくちゃ美味しかったです💕
巨大なシャコの迫力‼️海鮮好きなのであれこれ頼んじゃったら野菜には辿り着かず…🐷幸せ💕#love_hongkong pic.twitter.com/fixJHr4oV5— もちまる (@guk1023mochi27) February 25, 2023
そんな香港へ世界中から人々が集まる理由のひとつが、「カジノが合法化されているマカオに近く、香港観光と合わせてカジノまで楽しめる」という点にあります。
観光客が多い香港にはたくさんの警察官や私服警官が常に巡回しており、日本ほど安全ではないものの、他の海外都市と比べると治安がそれほど悪いわけではありません。
そして高級ホテルの多いマカオよりも、手頃な価格で泊まれる宿泊施設が豊富という特徴も。
このことから、比較的安く安心して滞在できる香港を拠点にマカオのカジノも楽しむ、といったプランが人気を集めているのです。
ただし香港には2019年6月以降、「逃亡犯罪人条例等改定案」を巡ってデモなどの抗議活動が続いている側面もあります。
無用なトラブルに巻き込まれないためにも、渡航時には香港島や九龍、新界の市街地など危険なエリアへは足を踏み入れないように注意してください。
香港からマカオの交通手段
香港からマカオへは、フェリーもしくはバスを使って向かうことができます。
ただ、フェリーはバスよりも到着までにかかる時間が長く、また料金も倍以上かかってしまうことから、基本的にはバスを使った陸路を選ぶのがおすすめです。
マカオへ向かうバスは、香港口岸から出発する24時間運行のシャトルバスと、九龍駅および佐敦駅から出発する直通バスの2種類。
片道料金の目安はシャトルバスが65~70香港ドル、直通バスが160~180香港ドルです。
所要時間はバスの種類や路線によっても異なりますが、もっとも短いのはシャトルバスの香港空港線を利用した場合。出入国審査にかかる時間などを含まない、単純な乗車時間だけで30分程度となっています。
香港から行きやすい日本人におすすめのカジノ5選
香港からマカオのカジノへ向かう際、気になるのが「どのカジノを選ぶべきか?」という点ではないでしょうか。
マカオには公認カジノだけでも41か所あるため悩みますが、慣れないうちは誰もが名前を知っている、有名なカジノを選びましょう。
カジノそのものはどこも安全ですが、集まる層に違いがあります。
有名なカジノは裕福な人が集まりやすく安全性に優れているため、トラブルに巻き込まれることはほとんどありません。
ここでは香港から訪れやすいマカオのカジノを安全性重視で5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ギャラクシー・マカオ
ギャラクシー・マカオは6つの高級ホテルが集まった統合施設にあるカジノで、全体の敷地面積はなんと10万㎡もあります。
その広大な敷地に200以上のショップと120以上の飲食店があり、カジノだけでなくショッピングもグルメも楽しむことができます。
カジノは施設の中心に位置し、施設の最上階にはVIPルームが用意されています。
通常のプレイヤーエリアも高額な賭けができるハイリミットルームがあり、一攫千金を狙ってカジノゲームに挑戦できるのがギャラクシー・マカオの魅力になります。
営業時間:24時間
ザ・ヴェネチアン・マカオ
ザ・ヴェネチアン・マカオは、イタリアのベネチアをモチーフにして建てられたリゾート施設内にあるカジノです。
ホテルにあるスイートルームはなんと3000室。
ボクシングの試合やコンサートなども行われ、施設そのものが観光スポットにもなっています。
カジノの規模も大きく、東京ドーム1個分の広さに、いくつものスロットやゲームテーブルが設置されています。
世界最大のカジノとしても知られており、マカオで遊ぶなら1度は訪れておきたいカジノのひとつです。
住所:s/n Estrada da Baia de Nossa Senhora da Esperanca, Taipa, Macao
営業時間:24時間
グランド・リスボア・マカオ
沢木耕太郎さんの小説「深夜特急」にも出てきたカジノ「リスボア」の流れをくむカジノが、「グランド・リスボア・マカオ」です。
このため日本人にも人気のカジノのひとつですが、ミニマムベットが10HKDからと安く設定されているので、低予算でも楽しむことができます。
ゴールドに輝く建物はマカオタワーの次に高く、マカオのシンボルにもなっています。
カジノだけでなくホテルやレストランもゴージャスな仕様になっていますので、カジノで大きな儲けが出たときには、香港に戻らずにそのまま宿泊してみてください。
住所:Avenida de Lisboa, Macao City, Macao
営業時間:24時間
MGMマカオ
MGMマカオを一言で表すなら「セレブリティ」です。
マカオのカジノはエンターテイメントとしての華やかさを重視しているところが多く、カジノゲームを楽しむというよりは、その場の空気感を楽しむところがありますが、MGMマカオは格式があり大人の遊びの場として人気があります。
広さはザ・ヴェネチアンの半分程度ですが、プレイヤーがそこまで多くないので狭さを感じることはありません。
むしろMGMマカオのカジノフロアのほうが、広々としているように感じるかもしれません。
静かに駆け引きを楽しみたい。そんな人におすすめのカジノです。
住所:Avenida Dr. Sun Yat Sen NAPE, Macao City, Macao
営業時間:24時間
ウィン・マカオ
ウィン・マカオはすぐ近くに人気カジノであるグランドリスボアがあるため、ハイクラスカジノでありながらも、落ち着いた雰囲気でゲームを楽しむことができます。
周りの空気に飲まれることもないので、熱くなりすぎなくて済むといったメリットがあります。
ラスベガスから進出してきたカジノということもあって、欧米人のスタッフも多く、接客応対もしっかりとしています。さらに日本語のホームページまで用意されています。
とても居心地がよく、自分のペースでギャンブルを楽しめるので、カジノに初挑戦という人に最適です。
住所:Rua Cidade de Sintra NAPE, Macao City, Macao
営業時間:24時間
香港からマカオのカジノへ行くとき気になる4つの疑問
最後に、「香港からマカオのカジノを訪れようとする観光客が気になる疑問」を、その回答と合わせて4つピックアップしてご紹介します。
香港へ渡航する前に、ぜひ一度目を通して不安をスッキリ解消しておきましょう!
香港とマカオで共通の通貨は使える?
マカオのカジノで使用できる通貨は、「香港ドル」と現地通貨の「パタカ」のみです。
香港ドルであれば香港・マカオ両方で使用できるため、どちらかひとつだけを持つなら香港ドルを選ぶようにしましょう。
香港ドルへの両替はカジノ内でも行えますが、香港の市街地で行うほうがレートはよいため、できれば両替は香港で済ませておくのがおすすめです。
そして合わせて覚えておきたいのが、マカオへの現金の持ち込みと持ち出しに関するルール。
マカオでは、12万パタカ(約165万円)以上の持ち込みと持ち出しには申請が必要になります。
高額なギャンブルを予定している場合には注意してくださいね。
マカオのカジノに年齢制限はある?
カジノで遊べるのは21歳以上です。
これはマカオで暮らしている人も中国人も、その他の国の人も同じです。
20歳以下は入場することもできませんので、子どもを連れてカジノに行こうと思っていた人は気をつけてください。
万が一年齢確認のためのパスポート提示を求められたときのために、カジノへの入場時にもパスポートは必ず身に着けておくようにしましょう。
マカオカジノのドレスコードは厳しい?
カジノは大人の遊びですのでドレスコードが気になる人もいるかもしれませんが、基本的には服装について注意されるようなことはありません。
ただし、サンダルに短パンといった、ラフすぎる格好はさすがに止められる可能性があります。
ラフでいいとはいえ、それなりの格好をして行きましょう。
気をつけたいのがサングラスと帽子、そして大きなカバンです。
イカサマ防止のためにこれらを持ち込むことはできません。
間違えて香港から持ってきてしまったという場合には、クロークに預けてからカジノフロアに入りましょう。
またラフな服装で構いませんが、カジノフロアは冷房が効きすぎていることもあるので、エアコンの寒さが苦手という人は上着を持っていくことをおすすめします。
香港とマカオの行き来にパスポートは必要?
香港もマカオも同じ中国ですが、出入りするにはパスポートの提示が必要です。
さらに香港から1度出るときは、出国カードが必要になることも。
カジノでパスポートが必要かどうかに関係なく、マカオへ行く際にはパスポートを持っていきましょう。
ただし、香港やマカオでは日本と比較すると窃盗などの軽犯罪が多く発生しています。
リュックは、確かに会社の社員旅行で香港でカジノの街へ船で移動の時に同僚の事務員さんのリュックがいつの間にか開けられました。私が隣りにいても気づかなかったくらい😅
前に抱えないとダメですね💦#マチラブ— ポテコ (@FMHOT1) March 2, 2023
現金だけでなくパスポートも標的になりますので、持ち歩く際には外から見えにくい・盗られにくい場所へ工夫して保管するようにしてください。
まとめ:香港はマカオでカジノを楽しむときの拠点に最適!
カジノ目的に渡航する人も多い香港ですが、実際にカジノを遊べるのはマカオです。
香港からマカオまでは、バスで30分~40分あれば移動可能。
香港は比較的治安もよく宿泊施設の価格もマカオよりリーズナブルなので、マカオでカジノを楽しむときの拠点としてうまく活用するのがよいでしょう。
遊ぶカジノは知名度が高く利用者も多い場所がおすすめ。
初心者が多いということもあり、マナーにも比較的寛容で遊びやすいのがその理由です。
また、カジノでパスポートを出すことはあまりありませんが、香港からマカオに行く際にはパスポートが必要ですので、出国カードと合わせて持っておくようにしてください。
カジノでは窃盗団がいることもあるので、パスポートを含む貴重品やチップの管理はしっかりとするように気をつけましょう。
ひとりひとりの工夫でトラブルを未然に防ぎ、楽しく香港・マカオの旅を楽しんでくださいね。